建物の大きさを工夫
- 総床面積をコンパクトに
→ 例えば延床35坪 → 30坪に減らすだけで数百万円の削減。 - 2階建て>平屋
→ 同じ延床でも平屋は基礎・屋根面積が増えるため割高。2階建ての方がコスト効率は良い。 - 凹凸を減らしたシンプル形状
→ L字・コの字型は外壁や屋根の面積が増えて高コスト。四角い総2階が一番安い。
仕様・グレードを調整
- 標準仕様を優先
→ 特注やオプションを避け、メーカー標準品を選ぶ。 - 水回りの位置をまとめる
→ キッチン・洗面・浴室・トイレを近接させて配管を短縮。 - サッシの数・大きさを整理
→ 大きな窓は高額。必要な部分だけに。
外構・内装の工夫
- 外構は後回しにする
→ 駐車場・庭などは住んでからDIYや将来工事に分ける。 - 仕上げをシンプルに
→ 内装クロスを全面同一にするとコスト削減。 - 天井高・吹き抜けを控える
→ 開放感は魅力だが、構造材・断熱材が増えて高コストに。
設計・間取りの工夫
- 廊下を少なくする
→ 無駄な通路を減らし、使える床面積を増やす。 - 収納は必要な分だけ
→ ウォークインを1つにまとめる、押入れやシステム収納に統一。 - 屋根・基礎を減らす工夫
→ 2階建て総四角形にすることで、基礎と屋根のコストを抑える。
資金計画面での工夫
- 補助金や税制優遇を活用
→ 住宅ローン控除、子育てエコホーム支援、ZEH補助金などで実質コストダウン。 - オプションは優先順位を決める
→ “今しかできない工事”は残し、“後から追加できるもの”は削る。 - 建物本体価格と諸費用を分けて説明
→ お客様に「どこで調整できるか」を明確にする。
「同じ35坪の家でも、形や仕様の工夫で数百万円変わってきます。
四角い総2階にして水回りをまとめるだけでも、建物本体のコストをかなり抑えられます。」