窯業系(ようぎょうけい)サイディング
- 特徴:セメントと繊維質を主原料とした板状の外壁材。現在の新築住宅で最も多く使われている。
- メリット
- デザインが豊富(レンガ調・木目調・石目調など)
- 比較的安価でコストパフォーマンスが高い
- 工期が短く済む
- デメリット
- 防水のためのシーリング(コーキング)メンテナンスが10〜15年ごとに必要
- 熱や水分で劣化しやすい
金属サイディング(ガルバリウム鋼板など)
- 特徴:鋼板やアルミ板を成形した外壁材。スタイリッシュなデザインで人気。
- メリット
- 軽量で地震に強い
- 耐久性が高く、サビに強い(特にガルバリウム鋼板)
- モダンなデザインに合いやすい
- デメリット
- 傷がつきやすい
- 薄い素材だと遮音性が低い
モルタル壁
- 特徴:砂・セメント・水を混ぜたモルタルを外壁に塗り、その上に仕上げ材を塗装する工法。
- メリット
- 職人による自由なデザイン(左官仕上げ)が可能
- 継ぎ目がないためシーリング切れが発生しない
- デメリット
- ひび割れ(クラック)が入りやすい
- 定期的な塗装メンテナンスが必要
ALC(軽量気泡コンクリートパネル)
- 特徴:コンクリートに気泡を含ませたパネルを外壁材に使用。軽量で断熱性がある。
- メリット
- 耐火性・断熱性に優れる
- 高級感があり、重厚な見た目
- デメリット
- 吸水性が高いため塗装メンテナンスが必須
- 材料費・施工費が高め
タイル外壁
- 特徴:焼き物のタイルを外壁に貼る高級仕上げ。
- メリット
- メンテナンス性が高く、色あせしにくい
- 高級感・重厚感が出る
- デメリット
- 初期費用が高い
- 割れや浮きが発生すると補修費用がかかる
木材(板張り)
- 特徴:天然木や木調パネルを外壁に使用。和風住宅や自然派住宅に多い。
- メリット
- 自然素材ならではの温かみ
- デザイン性が高い
- デメリット
- 腐食やシロアリのリスク
- 定期的な塗装や防腐処理が必要