家づくりにおいて非常に重要なポイントです。毎日使う設備だからこそ「快適さ・掃除のしやすさ・将来性」を考慮して選ぶと、長期的に満足度が高まります。
便器のタイプ
- タンク付きトイレ
一般的でコストを抑えやすい。停電時でも使える。 - タンクレストイレ
デザイン性が高く省スペース。掃除がしやすい。水圧が必要で、設置条件に注意。 - 一体型トイレ
便器とタンクが一体で見た目がすっきり。修理時は全体交換が必要な場合も。 - 組み合わせ型トイレ
タンク・便座を別で組み合わせるタイプ。パーツごとに交換可能で経済的。
機能面
- 洗浄機能(ウォシュレット)
温水洗浄・脱臭・乾燥機能付きが一般的。ノズル自動洗浄機能もあると衛生的。 - 節水性能
最新モデルは1回の洗浄水量が約3.8L程度。従来の13Lから大幅に削減できる。 - 自動開閉・自動洗浄
手を使わずに蓋が開閉したり、立ち上がると自動で洗浄されるタイプも人気。 - タッチレス水栓・手洗いカウンター
衛生的で小さな子どもや高齢者にも使いやすい。
形状・サイズ
- 便器の形状
- オーバル型(楕円):座り心地が良い。
- コンパクト型:狭いトイレ空間におすすめ。
- トイレスペースの広さ
- 最低限:幅80cm × 奥行120cm程度
- ゆったり:幅90cm以上 × 奥行140cm以上
- 将来性(バリアフリー対応)
扉の幅、手すり設置スペースを考慮すると安心。
掃除・メンテナンス
- フチなし形状:汚れが溜まりにくく掃除がラク。
- 抗菌加工や防汚加工:便器表面が汚れにくい素材。
- 床材との相性:クッションフロアは水や汚れに強い。タイルは高級感があるが目地掃除が大変。
デザインと空間演出
- カラー:ホワイトが主流だが、ブラック・ベージュ・グレーなども選べる。
- 壁紙やアクセントクロス:小空間だからこそ遊びやすい。消臭・防汚機能付きクロスもおすすめ。
- 収納:トイレットペーパーや掃除道具を隠せる造作収納やキャビネットがあると便利。
コストの目安
- タンク付きシンプルタイプ:10〜20万円前後
- タンクレス・高機能モデル:25〜40万円前後
- 手洗いカウンター付き:+5〜15万円程度
選び方のポイントまとめ
- 設置スペースに合うサイズか
- 節水性能・掃除のしやすさ
- 家族のライフスタイル(高齢者・子ども・共働き)に合う機能
- 将来的なメンテナンス性(部品交換のしやすさ)
- インテリアとしてのデザイン性
👉 「誰が」「どのくらいの頻度で」「どんなライフスタイルで」使うかを軸に考えると、失敗しにくい。