~なぜ樹脂サッシがこれからの標準になるのか~
サッシの種類と特徴
アルミサッシ
- 特徴:昔から日本で最も普及している金属製サッシ。軽くて安価。
- メリット
- 価格が安い
- 強度が高く、細い枠でも施工可能
- 普及率が高く交換や補修が容易
- デメリット
- 金属のため熱を通しやすく、断熱性能が低い
- 冬は外気の冷たさが室内に伝わりやすく、結露の原因になる
- 夏は外の熱気を取り込みやすい
アルミ樹脂複合サッシ
- 特徴:室外側はアルミ、室内側は樹脂で構成したハイブリッド型。現在の新築住宅で多く採用されている。
- メリット
- 外側はアルミで耐候性・耐久性が高い
- 内側は樹脂で断熱性が高まり、結露も軽減
- 価格と性能のバランスが良い
- デメリット
- 枠の半分はアルミなので、完全な断熱性能は得られない
- トリプルガラスなど高性能窓にすると限界が出やすい
樹脂サッシ
- 特徴:枠全体が樹脂で作られたサッシ。欧米ではすでに主流で、日本でも高断熱住宅やZEHで採用が増加。
- メリット
- 断熱性能が非常に高い(アルミの約1000倍も熱を伝えにくい)
- 結露が大幅に減り、カビやダニの発生を抑えられる
- 室温が安定し、冷暖房費の削減につながる
- 快適な住環境(夏は涼しく、冬は暖かい)
- デメリット
- アルミより価格は高め
- 枠が太く見える場合がある(最近は改良されて細いタイプも登場)
比較表(簡易)
項目 | アルミサッシ | アルミ樹脂複合サッシ | 樹脂サッシ |
---|---|---|---|
断熱性 | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
結露対策 | △ | ○ | ◎ |
耐久性 | ◎ | ◎ | ○ |
コスト | ◎ | ○ | △ |
省エネ性能 | △ | ○ | ◎ |
快適性 | △ | ○ | ◎ |
結論 ~樹脂サッシをおすすめする理由~
- これからの住宅は 省エネ・高断熱 が必須条件。
- 樹脂サッシは断熱性能が圧倒的に高く、光熱費の削減 や 結露防止 に直結。
- 健康的で快適な住環境をつくるためには「樹脂サッシ」が最適。
- 初期コストはやや高いが、長期的には冷暖房費で十分に回収可能。
👉 アルミサッシは価格は安いですが、どうしても結露や寒さに悩まされます。複合サッシは平均的ですが、本当に快適に暮らすなら、断熱性に優れた樹脂サッシがベストです。長い目で見ると一番コストパフォーマンスが高い